Search Console レポート
オーガニック検索の成果を、そのまま見せられる形に
4つの掲載指標と、その下にクエリ、ページ、国、デバイス。Google自身のデータを、クライアントとのレビュー向けに整理し、1つのクライアントに限定して表示します。ワークスペースを作成してレポートを開くか、まず中身をご覧ください。
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- 月額 99 ドルからのプラン
- 複数のクライアントを抱える代理店向けに設計
- コンソール全体に自社ブランドを反映
Search Console レポート
代理店のための「Search Console レポート」ダッシュボード
Search Consoleは、サイトがGoogleでどう成果を上げているかを示す唯一のファーストパーティデータであり、そのままクライアントに渡すのは悪名高いほど難しいものです。このダッシュボードは、プロパティをSEO レビューが実際に進む順序で整理します。上部に 4 つのパフォーマンス指標、その下に検索語句とページ、そして技術的なストーリー(インデックス登録、Core Web Vitals、リンク)を、それらが説明する順位のすぐ隣に置きます。この技術的な要素はイメージ用のレイアウトに含まれるもので、連携したプロパティが同期するのは掲載データだけです。
接続済みレポート
Googleのプロパティからクライアントのレポートまで
所有権を確認済みのSearch Console プロパティをクライアントに紐づけると、その検索結果がレポートに反映されます。
Search Consoleを接続する
プロパティを閲覧できる Google アカウントでログインします。Search Consoleへのアクセスは閲覧専用で、すべてのクライアントに使えます。Agency プラン以上プロパティをクライアントに紐づける
クライアントを選び、所有権を確認済みのプロパティをひとつ(URL プレフィックスでも、ドメイン全体でも可)選んで、「Link to this client」(このクライアントに紐づける)を選択します。同期する期間を選ぶ
同期する期間を選びます。Search Consoleが保持するのはおよそ十六か月分で、それより長い期間は、バッチに分けて新しい日付から順に取得されます。クリック数、表示回数、CTR、掲載順位を読む
四つの主要指標と日別の推移に、各日の上位の検索語句、ページ、国、デバイスが付きます。
対象範囲
現時点で同期されるものと、まだ同期されないもの
接続済みのデータソース
LinkedIn 広告
まだ同期されない項目
- 画像・動画・ニュース検索
- インデックスカバレッジとサイトマップ
- Core Web Vitals
- リンクとアンカーテキスト
レポートレイアウトにはこれらのビューが用意されていますが、接続でデータが入ることはありません。
プロパティから同期される項目
- 日別のクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位
- 各日の上位の検索語句とページ
- 上位の国とデバイス
- Search Consoleの報告どおりに太平洋時間で読み取る日付
対象はGoogleのウェブ検索のみです。
すべてのクライアントに届ける、オーガニック検索のレポート
ワークスペースを作成して、Search Consoleを接続します。続いて、最初のクライアントのプロパティを紐づけ、必要な期間を同期します。
Search Consoleの接続済みレポートは、Agency プラン以上に含まれます。
このページの内容

クリック数、表示回数、クリック率、掲載順位という正直な 4 つの指標
Search Console 自身のパフォーマンスモデルを、時系列で追跡
オーガニックのレポートは、Google 自身の数字を使うことで信頼を得られます。まずSearch Consoleの 4 つのパフォーマンス指標(合計クリック数、合計表示回数、平均クリック率、表示回数で重み付けした平均掲載順位)から始まり、それぞれ日次トレンドと期間比較で表示され、ウェブ・画像・動画・ニュース検索で絞り込めます。連携したプロパティが同期するのはGoogleのウェブ検索だけで、検索タイプのフィルタはイメージ用のレイアウトのものです。
掲載順位は、Googleの集計方法(単純平均ではなく表示回数で重み付けした値)で集計されるため、クライアントがここで目にする数字は、そのプロパティが実際に獲得した数字です。楽観的な順位計測ツールの計算は入り込みません。
検索語句を指名検索と一般検索に切り分けてレポート
どの検索がクリックを生み、そのうちどれだけが本当のSEO 成果か
すべての検索語句には、指名検索か一般検索かのタグが付けられます。この区別こそが会話のすべてだからです。指名検索は評判を測り、一般検索はSEO 施策そのものを測ります。検索語句別のクリック数、表示回数、クリック率、掲載順位を見れば、どの語句があと一段の順位向上で意味のあるトラフィックにつながるかが一目瞭然です。このラベルはイメージ用のレイアウトで表示されるもので、連携したプロパティではクエリはGoogleが返すとおり、ラベルなしで並びます。
ページ別のビューは、その対になる問い、つまりどのURLがクリックを獲得しているのかに答えます。そのため、成果を上げているコンテンツも、劣化しつつあるページも、スプレッドシートを書き出すことなく浮かび上がります。
ページのインデックス登録とサイトマップをレポート
インデックス登録済みページ、除外理由別の内訳、サイトマップの健全性
Googleが未インデックスのページに、順位は関係ありません。カバレッジビューは、インデックス済みページを、Search Consoleが追跡する除外理由(クロール済みでインデックス未登録、検出済みでインデックス未登録、正規 URL、リダイレクト、noindex、404 エラー、サーバーエラー)と照らし合わせるため、インデックスの問題は謎ではなく優先順位付きのタスクになります。
サイトマップの送信件数とインデックス件数もあわせて表示され、Googleに「存在する」と伝えた件数と、Googleが実際に保持することを選んだ件数を突き合わせて確認できます。この表示はイメージ用のレイアウトだけのものです。連携したプロパティはインデックス登録もサイトマップも同期しないため、Search Console自体で確認してください。
Core Web Vitalsをデバイス別にレポート
LCP、INP、CLSを、良好・改善が必要・不良のURL 件数とともに
ページエクスペリエンスは、Googleのスコアリング方法に沿って報告されます。デバイス別の実ユーザー LCP・INP・CLS値と、良好・改善が必要・不良のURL 分布です。モバイルとデスクトップは結果が異なることが多いため、別カードで表示します。
代理店にとって、これは「サイト速度」という漠然とした項目を、どの指標で、どのデバイスで、何件のURLかという、具体的で説明可能な仕事に変えます。先月の修正が分布を動かしたかどうかもわかります。連携したプロパティはSearch ConsoleからCore Web Vitalsを同期しないため、サイト診断レポートで確認してください。
リンクとアンカーテキストをレポート、サイトの権威性プロファイル
被リンクの多いページ、参照元サイト、アンカーテキストをGoogle 自身のデータで
Googleはサイトのリンクについて独自の見解を公開しており、これはSEO レポートに欠かせない要素です。外部リンクの合計数、参照元サイトの数、それらを集めているページ、そして使われているアンカーテキストです。これは、あらゆるリンク構築の取り組みが照らし合わされるべき権威性の基準点です。
内部リンクの件数も、構造チェックとしてあわせて表示されます。上位表示させたいページこそ、サイト自身が最も多くリンクしているページであるべきだからです。連携したプロパティはリンクを同期しないため、リンクのレポートはSearch Console自体で確認してください。
検索での見え方、デバイス、国別のレポート
リッチリザルト、動画、商品スニペット、検索結果がより働く場所
拡張された検索結果は、規模に見合わないほど高いクリック率を獲得します。そのためこのレポートは、リッチリザルト、動画のサムネイル、商品・レビュースニペット、サイトリンク検索ボックスからのクリックを分けて示します。代理店が行っていながら、なかなか評価されない構造化データの取り組みの証拠になります。この表示はイメージ用のレイアウトのもので、連携したプロパティは検索での見え方を同期しません。
デバイス別、国別のビューが全体像を完成させます。オーガニック訪問者がどこにいて、何で検索し、セグメントによって順位とクリック率がどう違うのか、といった情報です。これらはすべて、ワークスペースの他の部分と同じレポート構成の中にあります。データソースの接続設定は、別のステップです。
Search Console ダッシュボードでわかること
Search Console レポートをダッシュボードにまとめると、Googleの検索パフォーマンスデータが、クライアントにそのまま見せられる一画面になります。四つの主要指標と日別の推移に、背景にある検索語句、ページ、国、デバイスが加わります。
Google Search Consoleは、サイトが検索結果にどれくらい表示され、どれくらいクリックされたかを、Google 自身が一次情報として示す場所です。もともとは、ひとつのサイトを運営する人のために作られています。代理店に必要なのは、すべてのクライアントについて同じ事実を、一か所で、クライアントが追いやすい順序で見られることです。Search Consoleのダッシュボードツールなら、クライアントごとのプロパティを毎回同じ形で並べるため、月ごとの比較がレポートの作り手に左右されません。
検索ダッシュボードや検索エンジンのダッシュボード、検索レポートと呼ばれることもあります。名前が何であれ、Googleの検索結果に関する一次情報はSearch Consoleであり、ダッシュボードは、それを多数のクライアント分まとめて読むための手段です。
プロパティを紐づけたクライアントのレポートの内容
- 選んだ期間のクリック数、表示回数、平均 CTR、平均掲載順位の四つのタイルです。掲載順位のタイルには、小さいほど良いことを思い出させる一言が添えられます。
- 四つの指標を切り替えられる日別の推移グラフがあり、トラフィックが動いたのか、順位が動いたのかを、ひとつのグラフで確かめられます。
- 検索語句、ページ、国、デバイスの四つのテーブルがあり、それぞれにクリック数、表示回数、CTR、掲載順位のラベルが付きます。ラベルは、上位三位まで、一ページ目のそれ以外、それより下を見分けられるようにします。
- 直近 7 日間、直近 28 日間、直近 3 か月、任意の期間を切り替える期間スイッチと、まだ取り込んでいない期間を取得する操作があります。
- テーブルの下には、Googleのウェブ検索であること、日付は太平洋時間であること、直近の数日は暫定値であること、内訳の合計が全体を下回ることを示す注記があります。
プロパティを紐づけていないクライアントに表示される内容
接続機能のないStudioでは、説明用の数値でつくったレポートレイアウトが表示されます。タイルとテーブルは同じで、検索タイプのフィルターと、検索での見え方、インデックスカバレッジ、Core Web Vitals、リンクのタブが加わります。Agency プラン以上でプロパティが未紐づけのクライアントには、Search Consoleのパネルと、レポートの準備待ちを知らせる注記が表示されます。プロパティを紐づけると実際のレポートに切り替わり、そこにはSearch Consoleが返した内容だけが入るため、説明用の数値が実際の数値と並ぶことはありません。
Search Consoleの指標の定義:クライアントに伝わる言葉で
クライアントは、数字にたどり着く前に用語でつまずきます。ダッシュボードに表示される順に、用語をひとつずつ定義しておきましょう。
- クリック数
- Googleのウェブ検索で表示された結果をクリックし、サイトにたどり着いた回数です。四つの主要指標のうち、誰かが実際にサイトを訪れたことを数えるのは、この指標だけです。
- 表示回数
- 人が読み込んだ検索結果に、サイトの結果が表示された回数です。検索した人が目にしたとは限らないため、測っているのは注目度ではなく露出です。
- クリック率(CTR)
- クリック数を表示回数で割った値です。タイルには期間全体の比率が、テーブルの各行にはその行自身の比率が表示されます。表示回数がわずかでもCTRが高く出るページがあるため、両方をあわせて読みます。
- 平均掲載順位
- 結果が表示された位置の、表示回数で重み付けした平均で、1が最上位です。表示回数の多い検索語句ほど、数値を大きく動かします。小さいほど良い順位です。
- 検索語句(クエリ)
- 検索した人が入力した言葉です。Googleは匿名化の対象とみなしたクエリを公開しないため、一部のクリックには対応する検索語句の行がありません。
- プロパティ
- Search Consoleに登録されたサイトの単位です。ドメインプロパティは、すべてのサブドメインとプロトコルを対象にします。URL プレフィックスプロパティが対象にするのは、あるひとつのプレフィックスで始まるアドレスだけです。
クライアントが読み通せる Search Console レポートの作り方
月次のSEO レポートを毎回同じ順序で進めれば、クライアントは一度で読み方を覚えます。
期間を一度だけ決める
月次レビューなら直近 28 日間、四半期レビューなら直近 3 か月を選び、毎回その期間を使い続けます。期間が変わってしまうと、前の月と比較できなくなります。
四つのタイルをまとめて読む
クリック数と表示回数は、露出と訪問が動いたかを示し、CTRと掲載順位は、その理由を示します。表示回数が増えてクリック数が横ばいなら、結果を見た人は増えたのに、選ぶ人は減ったということです。
動いた日を見つける
推移グラフを四つの指標の間で切り替えます。ある日を境にした段差は、テンプレートの変更といった出来事を指し示し、なだらかな傾きは、需要や掲載順位のゆるやかな変動を指し示します。
検索語句のテーブルを開く
表示回数が多いのにクリック数が少ない検索語句と、一ページ目のすぐ外にある検索語句を探します。これらは、最も手軽に提案できる改善の候補です。
ページのテーブルを確認する
どのアドレスがクリックを集めているかを確認します。上位の行から外れたページが、合計の減少の理由であることはよくあります。
国とデバイスで分ける
モバイルの掲載順位がデスクトップよりかなり低い場合や、提供していない国で表示回数が発生している場合、その発見は合計の数字に隠れてしまいます。
三つの文でまとめる
何が動いたか、考えられる理由、次の対応を書きます。対応はプロジェクトに登録しておけば、次回のレビューで実行されたかを確認できます。
Search Consoleのデータを、クライアントが動ける示唆に変える
数字は、考えられる原因と次の一手が添えられて、はじめて示唆になります。以下のパターンで、月次レビューの大半をカバーできます。
| テーブルに表れる内容 | 通常は何を意味するか | 次に行うこと |
|---|---|---|
| 表示回数が多く、クリック数が少なく、掲載順位は一ページ目 | 結果は見られていても選ばれていません。タイトルやメタディスクリプションが、検索の意図とずれているのかもしれません。 | 該当ページのタイトルとメタディスクリプションを書き直し、その検索語句が本当は何を求めているかを確認します。 |
| クリック数が減り、表示回数と掲載順位は安定 | 結果を選ぶ人が減っています。競合の掲載、変更されたスニペット、上位に出る回答などが考えられます。 | その検索語句で実際に検索し、現在の表示を以前の表示と見比べます。 |
| 多くの検索語句で表示回数が減少 | 需要が落ちたか、露出が下がっています。季節、ページの消失、インデックスの問題は、ここでは見分けがつきません。 | 履歴がそこまでさかのぼれるなら前年の同じ期間と比べ、そのうえでSearch Consoleでインデックスの状況を確認します。 |
| モバイルの掲載順位がデスクトップを大きく下回る | モバイル用のページの内容が異なるか、読み込みが遅いか、使いにくい状態です。 | モバイルでページを診断し、デスクトップでの診断結果と比較します。 |
| サービスを提供していない国で表示回数が発生 | サイトが、対応できない人にも表示されているか、言語の設定がずれています。 | その市場に対応するかどうかを決め、失われたトラフィックと誤解されないよう注記します。 |
紐づけたクライアントのテーブルは、検索語句をGoogleが返したとおりに並べるだけで、指名検索のタグは付きません。社名で検索された分のトラフィックを尋ねられたら、社名とその表記ゆれを探し、そのグループを別の行で報告します。
Search Consoleの接続:アクセス権、プロパティ、期間
ログインは一度で、すべてのクライアントに使えます。そのあと、クライアントごとに必要なのは、紐づけるプロパティひとつと、見たい期間です。
接続が求めるアクセス権
接続にはGoogleのログインを使い、アクセス権は閲覧専用です。検索パフォーマンスは読み取れますが、プロパティは変更できません。管理するのは代理店管理者です。クライアントのプロパティを閲覧できる Google アカウントでログインし、Googleの同意画面では、Search Consoleの権限にチェックを入れたままにします。外すとログインは拒否されます。二つ目のGoogle ログインには専用の接続が必要で、選択画面には、各アカウントのプロパティがそのメールアドレスの下に並びます。
クライアントごとにプロパティをひとつ
クライアントに紐づくプロパティはひとつで、プロパティが紐づくクライアントもひとつです。URL プレフィックスとドメインのどちらのプロパティも使えますが、所有権が未確認のものは紐づけられません。選択画面では、クライアントのプロフィールのウェブサイトに一致するプロパティが最初から選ばれますが、紐づけのボタンが押されるまで何も紐づきません。のちに別のプロパティを紐づけると、元のプロパティの数値は削除されるため、二つのサイトが合算されることはありません。
期間の選択と取得
期間のデータは、ページを開いたときではなく、人が取得を依頼したときに取得されます。Search Consoleが保持するのはおよそ十六か月分で、このレポートの任意の期間は最長 490 日前までさかのぼれます。長い依頼はバッチに分割され、新しい日付から順に届きます。終了日が重要なら、クライアントとの打ち合わせの前に、その期間をもう一度取得してください。
プラン
Agency プラン以上
プロパティの紐づけには、月額 299 ドル(税別)から始まる Agency プラン以上が必要です。Studioでは、説明用のレポートレイアウトのままです。
Search Consoleの接続で埋まるものと、埋まらないもの
接続で読み込まれるのは、Googleのパフォーマンスデータです。Search Consoleのレポートに期待しがちなタブのいくつかは、その対象に含まれません。
| Search Consoleのデータ | 紐づけ後のレポート | 補足 |
|---|---|---|
| 日別のクリック数、表示回数、CTR、掲載順位 | 同期されます | Googleのウェブ検索が対象です。合計は、Googleが示す日別の正確な数値です。 |
| 上位の検索語句、ページ、国、デバイス | 同期されます | 各日のクリック数が多い行から組み立てるため、テーブルの合計は全体の合計を下回ります。 |
| 画像・動画・ニュース検索と、検索での見え方 | 同期されません | 対象はウェブ検索のみです。検索タイプのフィルターと、検索での見え方のタブは、説明用のレイアウトにだけあります。 |
| インデックスカバレッジ、サイトマップ、Core Web Vitals、リンク | 同期されません | 説明用のレイアウトにだけあります。カバレッジとリンクは、Search Console 自体でご確認ください。 |
| どの検索語句がどのページにクリックを送ったか | 同期されません | 検索語句とページは、別々のテーブルです。 |
| 前の期間との比較 | 表示されません | 紐づけ後のレポートには増減の矢印を表示せず、架空の矢印も出しません。 |
| 広告エクスペリエンスレポートなど、ほかのSearch Consoleのレポート | 同期されません | この接続が読み込むパフォーマンスデータの対象外です。 |
ページエクスペリエンスは、別のレポートが扱います。サイト診断レポートでは、Googleがサイトのフィールドデータを持っている場合に限り、Chrome UX レポートのCore Web Vitalsを、追加したページごとのラボ結果とあわせて報告します。
Search Console ダッシュボードを選ぶ基準と、代わりになる方法
どの方法にも出番があります。決め手は、レポートするクライアントの数と、その頻度です。
クライアントが信頼できるダッシュボードと、信頼できないグラフとを分ける要素は、五つあります。
- Googleの数値をそのまま読み取り、その扱い方(ウェブ検索のみ、太平洋時間、直近の数日は暫定値)を明示します。
- クライアントを混ぜません。クライアントごとにプロパティをひとつにして、二つのサイトが合算されないようにします。
- 含まないものを、欠けたタブとして隠さずに示し、空白を架空の数値で埋めることはしません。
- 依頼した期間を、Googleが保持する十六か月の範囲内で取得します。
- ほかのレポートと並べて使えるため、クライアントの検索結果を、広告やアナリティクスのレポートと並べて、自社ブランドのもとで読めます。
| 方法 | 強み | 代理店にとっての弱点 |
|---|---|---|
| Search Console 自体の画面 | Googleが提供するあらゆるレポート、すべての検索タイプ、技術系のレポートを備えています。 | プロパティはひとつずつしか見られず、画面にあるのは自社ではなくGoogleのブランドです。 |
| スプレッドシートへのエクスポート | ピボットでも数式でも、思いどおりに組めます。 | 毎月、プロパティごとに手作業でエクスポートし、体裁を整えたレポートを手で作り直す必要があります。 |
| BI ツール | 複数のデータソースを組み合わせた、カスタムのグラフを作れます。 | 接続、データモデル、レイアウトを、クライアントごとに自分で構築し、保守する必要があります。 |
| このダッシュボード | クライアントごとのプロパティをひとつのワークスペースにまとめ、すべてのクライアントに同じタイルとテーブルを使えます。 | 対象はウェブ検索のパフォーマンスのみです。技術系のレポートはSearch Consoleに残ります。 |
補足
クライアントが目にする場所
レポートは自社チーム向けです。自社のロゴ、会社名、カラー、フォントを反映したワークスペースの中で、一度にひとつのクライアントに絞って表示されます。クライアントポータルにはないため、レビューの通話でタイルを順に説明し、そのあとに三文のまとめを送ってください。
新しい語句はキーワードリストで計画し、このレポートに戻って、どれが露出を獲得し始めたかを確かめます。クリックのあとの訪問者の行動はGoogle アナリティクス自体で確認し、レビューのその部分の構成にはGA4 レポートのレイアウトが使えます。Microsoftのインデックスからも訪問がある場合は、Bing Webmaster Tools レポートもあわせて使います。すべてのレポートの種類はレポートハブで確認できます。
よくある質問
なぜSearch Consoleの平均掲載順位は、順位計測ツールの数字と一致しないのですか。
平均掲載順位は、そのページが表示されたすべての検索語句・デバイス・国にわたる表示回数の重み付き平均であり、単一の順位ではなく混合値です。メインの検索語句で 3 位でも、多数のロングテール語句で下位表示が続けば、平均は 9 位になり得ます。レポートはこれを、クリック数、表示回数、クリック率と並べて提示します。
Search Console レポートにおける「検索での見え方」とは何ですか。
検索での見え方は、リッチリザルト、動画、商品スニペット、その他の拡張フォーマットなど、検索結果がどのように表示されたかでインプレッションをグループ化したものです。検索語句のテーブルでは答えられないこと、つまり構造化データがより豊かな表示を獲得できているかどうかに答えます。レポートではデバイスや国と並んで専用のタブが用意されているため、表示形式の変化を、それに続いたクリック数と照らし合わせて読み解けます。連携したプロパティはこの表示を同期しないため、Search Consoleで開いてください。
インデックスカバレッジは、クライアントのサイトについて何を教えてくれますか。
何件のページがインデックス登録され配信されているか、何件がどの理由で除外されたか、何件がインデックスエラーに直面しているかを、サイトマップの健全性とあわせて示します。順位に変化がないのにトラフィックが落ちたとき、最初に確認すべき項目です。インデックスされていないページはランクインできませんし、示される理由はたいてい具体的な対処につながるものだからです。連携したプロパティはインデックス登録を同期しないため、Search Console自体で確認してください。
Search Consoleのデータは、どのくらい過去までさかのぼれますか。また、遅延はありますか。
Search Consoleは各日のデータを2〜3日遅れで確定し、約16か月分を保持します。そのため前年比較はできますが、それより長い推移は追えません。レポートは、連携したプロパティから選んだ期間について、Googleが確定済みの日だけを表示し、データソースが持つ以上の履歴があるかのようには見せません。
Search ConsoleのデータをもとにCore Web Vitalsをクライアントに報告できますか。
レポートのレイアウトにはCore Web Vitals タブがあり、LCP、INP、CLSをモバイルとデスクトップで分けて、良好・改善が必要・不良と評価されたURLとともに示します。ただし、連携したプロパティからはまだ同期されません。デバイス別に分けることは重要です。多くのサイトはデスクトップで合格していても、モバイルでは不合格になるからです。パフォーマンス改善費用を負担するクライアントは、どちらの話かを知る必要があります。
Search Console ダッシュボードツールとは何ですか。
Search Console ダッシュボードツールとは、Googleの検索パフォーマンスデータをもとにしたレポート画面です。クライアントのサイトがGoogleの検索結果に何回表示され、何回クリックされたか、クリック率と平均掲載順位がどうかを示し、検索語句、ページ、国、デバイスごとに内訳も表示します。このダッシュボードは、自社ブランドのもとで、一度にひとつのクライアントを表示します。
月次のSEO レポートには、Search Consoleのどの指標を入れるべきですか。
固定した期間のクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を先頭に置き、そのあとに上位の検索語句、上位のページ、デバイスか国による内訳をひとつ加えます。たいていのクライアントには、四つのタイルと四つのテーブルで十分です。最後に、何が動いたかと次の対応を書きます。数字だけでクライアントの判断材料になることは、めったにないからです。
検索語句とページのテーブルの合計が、全体の合計より少ないのはなぜですか。
合計はGoogleが示す日別の正確な数値ですが、テーブルは各日のクリック数が多い行から組み立てられます。さらにGoogleは匿名化の対象とみなしたクエリを公開しないため、自分の行を持たないクリックがあります。レポートのテーブルの下にもその旨が書かれています。見出しの数字には合計を、方向性の判断にはテーブルを使い、その逆にはしないでください。
ダッシュボードには、インデックスカバレッジ、Core Web Vitals、被リンクは表示されますか。
プロパティを紐づけたクライアントには表示されません。接続で埋まるのは、ウェブ検索のクリック数、表示回数、CTR、掲載順位と、上位の検索語句、ページ、国、デバイスです。インデックスカバレッジ、サイトマップ、Core Web Vitals、リンクは説明用のレイアウトにしかないため、実際のレポートには含まれません。カバレッジとリンクはSearch Consoleで、ページエクスペリエンスはサイト診断レポートで確認してください。
Search Consoleのレポートで、直近の日付の数値が変わり続けるのはなぜですか。
Googleは最新の数日分を、公開したあとで修正します。そのためダッシュボードは、直近の二、三日分を暫定として表示します。また、Search Consoleは一日を太平洋時間で区切るので、ほかの地域のクライアントにとっては、一日が終わる時刻が異なります。レビューは数値が確定した日付で締め、期間の終わりの数値を引用する前に、その期間をもう一度取得してください。
Search Consoleはキーワード調査ツールですか。
いいえ。Search Consoleが一覧にするのは、サイトにすでに表示回数をもたらした検索語句で、クリック数、CTR、掲載順位が付きます。検索ボリュームはなく、サイトが一度も表示されていない語句については何も示しません。起きたことの記録です。一ページ目のすぐ外にある検索語句を見つけるのに使い、新しい語句は別に計画してください。
Search Consoleの広告エクスペリエンスレポートとは何で、ダッシュボードに含まれますか。
Search Consoleの広告エクスペリエンスレポートは、サイトのページで広告がどう表示されるかを扱います。これは検索パフォーマンスではなく広告品質の話題で、ダッシュボードは読み込みません。接続が取り込むのはウェブ検索のパフォーマンスだけなので、広告品質の疑問は、Google 自身のツールで確認してください。
Search Consoleのダッシュボードは、どのプランに含まれますか。
紐づけ後のレポートは、月額 299 ドル(税別)のAgency プランと、それより上のすべてのプランで利用できます。Studioでは、代わりに説明用のレイアウトが表示されます。代理店管理者がGoogleに一度ログインし、そのあとクライアントごとにプロパティをひとつ紐づけます。